2006年 10月


06/10/31(火) 高校の未履修問題 
 高校で必修科目が未履修になっている問題が全国的に広がっているが、この未履修問題は様々な側面をもっている。
  • 高校が予備校化してしまって、受験にのみ焦点をあて、広く知識を身につけるという高校教育本来の目的を忘れてしまっている。
  • 「大学受験という目的達成の為には何をしても良い、たとえルール違反をしてでも入ればよい」ということを、未履修という形で子どもたちに教えてしまった。
  • 教師の信頼を大きく失墜させた。
  • この問題の背景にある大学入試のあり方にも目をむけなければならない。 など。
 社会のルールを守ることの大切さを教えるべき教師たちが、それをないがしろにしてしまったのだ。ところが自分たちのしたことを棚にあげて、平然と子どもたちに補修の説明をしている教師の姿がテレビで放送されていた。こうした態度は教師への信頼を一挙に失わせるものと言えよう。信頼を裏切った上に受験前の子どもたちに補修という重荷を負わせることになったのだから、まず第一に子どもたちに対して誠実に詫びるべきである。このところ、子どもの自殺や虐待問題でも校長や児童相談所長の責任回避発言が多いように思うが、未履修問題でもそれを感じる。彼らが皆教育関係者であるだけに誠に情けないと言わざるを得ない。

 ところで、未履修問題がおきた背景にはマスコミ、特に週刊誌のランキング発表なども影響しているのではないだろうか。新聞系列の週刊誌などは、どこの高校がどの大学に何人入ったというランキングを毎年発表している。受験競争を批判しながら、一方では高校別のランキングを発表して競争をあおる。どうも矛盾している。こうした世の中の風潮が未履修をさせてでも大学合格者を増やしたいという心理を助長した面は否定できないだろう。もちろん当事者である学校長や教育委員会の責任は重いが、世の中全体の風潮にもメスを入れる必要があるのではないだろうか。



06/10/25(水) 3歳児の虐待死 
 親の虐待で餓死した3歳の男の子の両親と、その通報を受けながら何もしなかった児童相談所の職員に対して、はらわたが煮えくり返るような思いだ。こんなに物の豊富な日本で子どもが餓死するなんて、何といったらよいか言葉も見つからない。親たちは(自分は食事をしていたのだろうが)そばでお腹を空かせて泣いている子どもがいるのに、よくもまぁ自分たちだけ食事をしていられたものである。これが人間のすることだろうか。

 両親も両親だが、児童相談所の対応にはあきれてものも言えない。6月ごろと9月ごろにそれぞれ数回ずつ児童相談所に通報があったというのに、何の対応もとらなかったようだ。6月には何もせず、9月には父親に電話で聞いて、問題なしと判断したのでそのままにしたというような報道があった。父親に電話で聞いたら「はい虐待しています」という親がどこに居ようか。虐待などしていないと言うに決まっているではないか。まず行って様子を見るのが当たり前である。それもしないなんて、子どもを守る立場の人間と言えるのか!テレビのニュースで見たのだが、通報したという自治会長は涙ながらに話しているというのに、児童相談所の所長は、「児童相談所が何もしなかったと言われれば、そうかもしれない」などと平然と語っていた。子どもが一人亡くなっているというのに心が痛まないのなら、児童相談所に居る資格は無い。そんな所長をそのまま置いておいたのでは、安心して相談にもいけないではないか。

 今の児童相談所には強制的に家に入ってみるような強い権限が与えられていないが、そんなことでは虐待は見つかりにくいし、防ぐことも困難である。早急に法律を改正して、児童相談所にも警察並みの立ち入り検査権を認めるべきだろう。児童相談所の職員は令状を取れば強制的に家に入って調査できるようにしなければならないと思う。

 それにしても亡くなった拓夢ちゃんはどんなに苦しかったろう、辛かったろう。まだまだお母さんの膝が恋しい年齢だというのに、誰にも愛されず、食事もほとんど与えられずに押し入れに閉じ込められたりしていたなんて・・・。拓夢ちゃんの寂しさを思うと涙が出る。

 両親については、人間はここまで残虐になれるのかと哀しくなる。動物たちのほとんどは、自分の命に代えても子どもを守るものだが、人間は本当に罪深い・・・・。



06/10/22(日) 窮鼠猫を噛む 
 北朝鮮の核実験後国連の制裁決議がなされた。決議がなされたとはいえ、世界中が同一歩調をとっているわけではない。北朝鮮を徹底的に取り締まろうとするアメリカ、慎重な姿勢の中露という具合に常任理事国の間にも温度差がある。日本は相変わらずアメリカべったりの政策を続けている。このことに関して評論家の森田実氏が次のように書いているのが強く印象に残った。ブッシュ政権と安倍政権の力の政策は、北朝鮮を「窮鼠」にする危険があるという。
  • 米国ブッシュ政権は、北朝鮮に逃げ道を与えずに徹底的に追い込み、暴発させようとしているかに見える。そしてブッシュ政権は、この機をとらえて、日本を軍国主義化しようとしているように見える。
     北朝鮮が暴発したとき、北東アジアの平和は崩れ、戦争になる。われわれ日本国民が受ける被害は甚大なものとなろう。ところが安倍政権は、ブッシュ政権の北朝鮮暴発誘導政策ともいえる危険な政策に追従し、便乗して、危ない冒険主義の道を突っ走っている。安倍政権は戦争をしたがっているように見える。
     この安倍政権をテレビ、大新聞が支持し、応援し、戦争政策を煽り立てている。このマスコミの暴走に影響されて、国民の平和意識が急速に薄れてきている。大新聞の世論調査によると、安倍内閣と自民党の支持率が急伸している。平和憲法をもつ日本の国民の多くが、ブッシュ・安倍・自民・公明のアジア平和破壊・戦争誘導政策に賛同している。まさに悲惨そのものである。
     超大国アメリカのブッシュ政権は、米国と比べれば弱小国にすぎない北朝鮮を、猫が鼠を弄ぶかのように、追い詰めている。安倍政権は、ブッシュ政権の力の政策に便乗して、日本を軍国主義化しようとしている。安倍自公連立政権は戦争推進政権である。

     北朝鮮の暴発を食い止める方法はある。ブッシュ政権が米朝協議を受け入れることである。
     日本政府は、どうしてブッシュ政権に米朝協議を要請しないのか。韓国も中国もロシアも、北朝鮮の周辺国は米国政府に米朝協議を求めている。これが平和を守る道である。
     ブッシュ政権は、頑なに米朝協議を拒んでいる。ブッシュ大統領は、かつて米国が北朝鮮に騙されたことを米朝協議を拒む理由にしている。これは二度と騙されたくないという些細な理由にすぎない。超大国の指導者らしくない“卑小な論理”である。
     日本政府は、ブッシュ政権に米朝協議受け入れを強く要請すべきである。
     日本のマスコミは、なぜ、このことを主張しないのか。平和を維持する方法があるのに、なぜ、それを求めないのか。ブッシュ政権の力の政策に追随するだけの安倍政権に、平和政策をとるよう要求すべきである。それをしない安倍首相に「美しい国」などという資格はない。
     北朝鮮に戦争を起こさせてはならない。ブッシュ政権と安倍政権の北朝鮮暴発誘導政策を止めなければならない。安倍首相は「対話と圧力」を口にするが、安倍政権に北朝鮮政府と対話する意思はなく、圧力(対決)一本槍である。安倍政権には「対話」はない。このごまかしを許してはならない。
    (森田実氏のHP 「森田実の時代を斬る」より引用)


 「日本は北朝鮮を暴発させないための方策をとるべきである」という主張には全く同感である。北朝鮮が暴発すれば、日本は確実に軍国化するだろう。ミサイル防衛に突き進むことは間違いあるまい。核武装論も出てくるかもしれない。こんな今だからこそ憲法9条がますます重みを持ってくる。9条を変えてはならないと強く思う。



06/10/09(月) 北朝鮮の核実験 
 この間から心配されていた北朝鮮の核実験が今日行われたようだ。まだ詳しいことは判明していないが、韓国でも日本でも地震を観測している。ただ、地震の推定規模などは観測地によって異なっているようだ。飛行機による大気の収集とその中に含まれる放射性物質の調査も始まったようだが、その結果はまだ出ていないと思う。本当に核実験を行ったとしたらとんでもないことだ。北朝鮮が核実験をすると公表したときは脅しではないかとも思ったのだが、事実になってしまったらしい。
 被爆者の団体や拉致被害者の家族会などは怒りの声明を発表している。当然だと思う。被爆者の方々にとっては耐え難いことに違いない。北朝鮮は大気中に放射性物質を放出することも無く成功したと報道したそうだが、果たして本当かどうかはわからない。誰も失敗したとは言わないだろうから。
 安倍新総理は韓国大統領との会談でこの件を論議し、北朝鮮に強く抗議することで一致したと記者会見で語っていたが、どんな手を打つのだろうか。まずは国連での制裁決議だろうが、北朝鮮にこれ以上の実験を続けさせないためにはどのような対策を採るのが良いのだろう。北朝鮮に対して大きな影響力を持っている中国やロシアの動向が注目される。
 アメリカは強く抗議するといっているが、自分の国が世界で一番たくさんの核兵器を持っているのでは説得力に欠ける。世界の核保有国が核兵器の廃絶に向かって進んでいるなら説得力もあるのだが、現状では「なぜあれらの国は核兵器を持っていて我々には持たせないのか」と言われたらどのように答えるのだろう。これ以上核を拡散させないためには、現に持っている国がまず核廃絶に取り組む必要があるのではないか。
 何の力も無い私などは、これ以上核兵器の被害者を出さないことを祈るばかりである。



06/10/05(木) やっと元通りに
 9月議会の終盤になって私のパソコンが変調をきたした。時々ポインタがあらぬ方向に飛ぶようになる、さらには時々再起動ができない、そのうちに時によっては起動しないと言う状況まで行ってしまった。これは大変ということで、パソコンのご機嫌を伺いながらデータのコピーをする。それをノートパソコンの方に移して、何とかやりくりしていた。それでもメールの設定を間違えていて、かなりの期間メールの送信ができない状態になっていた。この間にメールをいただいた方には失礼してしまっている。
 そうこうするうちに決算委員会が終わるころにはついに起動しなくなってしまったのである。息子に相談するとその症状ではどうもマザーボードがやられてしまったようだという。マザーボードが駄目なら買い替えだなと言うので、仕方なく買い換えることにする。3年間ほとんど絶好調だったパソコンがこんなに急にだめになるとは思ってもいなかった。これは私にとって3台目のパソコンであった。2台目のはOSがWindows Meで、これはしょっちゅうフリーズしていたのだが、この前駄目になった3台目は本当に調子よく動いていたのだが・・・・。
 そういうわけで先週の金曜日に新しいパソコンを購入した。今度は様々なソフトのインストール、バージョンアップ、メールの設定、FTPサーバーの設定など、やることがたくさんあって大変だった。一昨日あたりにやっと以前の状態まで戻すことができた。それでもメールアドレスは少し前に保存しておいたものを使ったので、変更されていたり登録されていなかったりで、まだ不十分な状態である。
 ホームページの更新もずっとできないでいたが、やっと一昨日決算委員会の報告をアップすることができた。今度は外付けハードディスクでバックアップを取っているので、大丈夫だろうと思うのだが、さてどうなることやら。とにかくパソコンが普通に動き出したので、また少しずつ更新していくつもりである。