
2007年 6月
07/06/12(火) レオナルド・ダ・ヴィンチ展 ずうっと以前に招待券を頂いておきながら、今まで行けずにいたダ・ヴィンチ展。早く行こう行こうと思いながら今日になってしまった。今週一杯で終了ということで、大勢の人が見に来ていた。国立博物館の門を入ると、本館までの長い行列。4人ずつ並んで、少しずつ進む。やっと本館入り口に着くと、手荷物検査をするので、バッグはファスナーを開けてお持ちくださいと言われた。ペットボトルはバッグに入れるか、渡されたビニル袋に入れなければならない。金属探知機も使っているという。さすがは世界の宝をお借りしているだけのことはあって、厳重な警備体制である。 本館に入ると立ち止まらずに鑑賞せよとのこと。ゆっくり歩きながら「受胎告知」の前に出る。三重ぐらいになった人の頭越しにしか見られなかった。しかしその色の鮮やかなこと、とても500年を経た作品とは思えなかった。これがダ・ヴィンチが20代に描いたものだそうだ。マリアの衣服の襞などそれはそれは忠実に描かれている。衣服の下にあるマリアの脚が感じられるような描き方である。 押されるようにして作品の前を離れると、次なる第2会場へ。ここは天才レオナルドの様々な研究成果や、彼が作った模型の複製などが展示されていた。絵を描くためにか人体の構造にも非常に関心があったようである。人の腕の中に血管がはしっている様子などもあった。また人力飛行器の模型もあった。レオナルドは父の正妻の子ではなかったため、ろくに教育も受けられなかったそうだが、自分の力で学び・研究していった軌跡を見せられ圧倒される思いだった。 07/06/10(日) 日野原重明さんの思い 昨日の朝日新聞に日野原さんのエッセイが載っていたのだが、その言葉が深く心にしみた。タイトルは「国民投票は改憲阻止にも」となっている。若い医師として戦争時代を過ごした日野原さんは、薬品もなく、大やけどを負った人たちが次々と目の前で死んでゆく悲惨な光景が脳裏に焼きついて離れないという。「兵士以外に大人から子どもまで民間人の死者が出る戦争の現実を見せつけられてきた医師として、どうしても、日本が軍隊を持つことに同意できない」と述べておられる。 これを読んで、昨年12月につくばで聞いた品川正治氏の講演を思い出した。戦争を体験された方たちの多くは戦争を絶対に許さないという強い信念を持っておられるように思う。日野原さんは最後に「私たち高齢者にできることは、残り少ない戦争体験者として、つらい記憶を、戦争を知らない世代に根気良く語り継ぐことだと思うのです。」と結んでおられるが、これからの3年間、それこそ懸命に戦争体験を語り継いでいただきたいと願わずにはいられない。もうかなりお歳を召しておられる方ばかりなので大変なことは重々承知しているが、戦争を知らない阿部首相のような人が政権を握っている以上、ここは年配の方々に奮起していただかなければならないと思う。3年後には改憲を狙って制定された国民投票法が施行されるのだから。 日野原さんのおっしゃるとおり、国民投票を改憲の道具とするのでなく、改憲阻止の道具としていくために、私たちも行動しなければならない。 |