2005/01/08 万歳三唱 ![]()
今日は藤代町消防署と消防団合同の出初式だった。いつもは戸外で行うのだが、今日は表彰が主だったせいか中央公民館で行われた。この出初式の最後に、私が総務常任委員長として万歳三唱の発声をしたのだ。これが私にとってはかなり抵抗のあるものだった。
万歳三唱は例年総務常任委員長の発声になっているということで、12月のなかごろ消防署から依頼があった。私は子どものときからこの万歳三唱が嫌いで、今まで一度もまともに行ったことがない。いつも仕方なしに真似事程度に手をあげていた。大人になってからも、万歳三唱にはどうしても戦争の影が感じられて、きちんとする気になれずに今まできたのだった。それなのに自分が発声するなど考えられないことだった。年末の消防署幹部との会合のとき、「万歳三唱は勘弁して欲しい」と言ったのだが、「それは総務常任委員長の仕事ですから。」と言われてしまった。仕事とあらば仕方がないということで、しぶしぶ引き受けてしまったのだ。引き受けてからもずっと気が重かった。
そんな中で万歳三唱とはなにか、いつから始まったのか、という気持ちでネットで調べてみると、万歳三唱の始まりは、大日本帝国憲法発布のお祝いが最初だったという文章が目に付いた。やっぱりそうか、という気がした。あの両手を挙げる仕草は、天皇に対して何の抵抗もせず、完全に服従する意を表しているという。白幡を立てて敵に降伏する時の、両手を挙げる姿勢とも共通するものである。この説が正しいとすれば、私にはなおさら万歳三唱が遠いものになってくる。
しかし、その日はやってきた。断りきれずにやるからにはきちんとやるしかないと思って壇上に立つ。私としては精一杯やったつもりだが、このような心の迷いが現れていたかもしれない。
家に帰って息子に言われたことは、「中途半端だなぁ。嫌なら嫌で徹底的に断ればいいのに。そういう中途半端な姿勢は他にも影響するよ。」ということだった。まさしくその通りであると思う。自分の心情に忠実になれなかったことが情けない。こんな気持ちで万歳三唱の発声をするのは、消防関係者に対しても失礼であったと反省している。