小平奨励賞とは
日立製作所の創業者である小平浪平翁の事績を記念し、茨城県内において長年にわたって地域社会に貢献してきた個人やグループの功績をたたえ顕彰する事業で、昭和48年から実施しています。
 この賞は、あらゆる分野を対象とし、年齢・性別・職業に関わりなく、地域社会に対する献身的な貢献を勧奨するもので、これまで地道な努力を永きにわたり継続してきた活動に対して贈られます。
 なお受賞者の選考は、各方面からの推薦をもとに書類審査・聴き取り調査を行った後、県知事をはじめ学界、マスコミなどさまざまな分野の有識者からなる選考委員会で厳選し、受賞者を決定します。(小平記念日立教育振興財団の説明より抜表彰翌日の新聞記事(茨城新聞


← 表彰式翌日の新聞記事(茨城新聞)


8月の末に受賞が決定していた小平奨励賞特別賞の授賞式のため、文庫の世話人4人と日立市の小平記念会館に行く。推薦者として教育委員の三田さんも同行してくださった。会場に着くと受付に大きく「谷中子ども文庫様」と書かれた紙の下がったテーブルがあって、そこに参加者4人に当てて一人ずつの封筒と胸につける大きな菊の花が用意されていた。直径が十センチ以上もあるような大きな菊の花を胸につけられてとても照れくさかった。他の3人も同じように照れていた。

 いよいよ表彰式となって、会場に入ると大きな額が三つ飾られていた。それが私たち3団体に贈られる賞状であった。それは銅版に各々の団体の功績を刻んだもので、立派な額に収まっていた。式が始まる前にその額を膝において写真をとっていただく。ずしりと重いのに驚いた。審査員の方や来賓の方が着席して式が始まった。主催者である小平記念日立教育振興財団の金井理事長から賞状と副賞をいただく。大賞を受賞した日立の渡辺さんが受賞者を代表してお礼の挨拶をした。

 そのあと記念撮影をして、ホテルに移動し祝賀会となる。ここでの私の席は文庫の代表者ということでメインテーブルとなっていた。他の3人は一緒のテーブルでニコニコしている。私と三田さんは一人ずつ別のテーブルに分かれて座ることになっていた。私の右隣は茨城新聞社の社長で、左隣は日立電線の相談役、そしてその隣は財団の金井理事長。なんだか偉そうな人に囲まれて、緊張してしまった。三田さんも茨城大学学長と日立市長の間に挟まって緊張気味。食事をしながら受賞者の代表がそれぞれの活動について語り、推薦者が推薦の理由を述べた。県の出納長、教育長など偉い人はいっぱいおられたのだが、なぜか挨拶は緊張せずにできた。

 帰りに役場に寄って、町長室で「広報ふじしろ」に載せる写真をとっていただく。町長・助役・教育長がそろってくださり、みなさん喜んでくださった。広報に写真が載るのはちょっぴり恥ずかしい気がする。

 家に帰って家族に賞状を見せる。夫も母も喜んでくれた。何と言っても賞状の文言がうれしい。どの団体にも使える通り一遍の文言でなく、谷中子ども文庫の活動をきちんと評価してくれた文章にとても温かみを感じたからだ。今まで27年間の継続の力が評価され、感慨深いものがある。70名ぐらいの世話人の協力と通い続けてくれた子どもたちのおかげである。みんなの力でいただいたこの賞を励みに、これからも子どもたちと進んでいきたい。(以上 「ひとりごと」より)

賞状


いただいた賞状の文言

小平奨励賞

特別賞                        谷中子ども文庫殿

あなたは昭和50年の文庫創設以来、藤代町やその近辺に住む子ども達の
読書環境の充実に努められました。
毎週土曜日に一日も休むことなく開館し、ストーリーテリングによるお話会をはじめ、
科学遊びなど子どもと本の掛け橋となる工夫や、子どもの自主性を養う活動を
積極的に展開されました。
その27年に及ぶ児童の健全育成に注がれた熱意と行動は、高く評価されます。
よって、ここにその功績をたたえ小平奨励賞特別賞を贈ります。

  平成14年10月8日

        財団法人 小平記念日立教育新光財団

                          理事長   金井 務



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