ロロ爺ちゃんのぺーじ
2004/12/22(水) 火葬 
今日はロロの火葬の日だ。ペット霊園には1時10分の予約だったので、12時半過ぎに家を出る。出る前にミーとロンにお別れをさせた。動物は敏感だから、何かを感じ取ったようであった。まず、布団に寝かせたロロをミーの傍に連れて行くと、ミーはちょっと近づいてから後ずさりをした。またちょっと近づいて後ずさり。けげんな様子だ。じっとロロを見ていて、それ以上近づかない。前はロロの体に擦り寄って眠っていたのだが。次にロンのところへ連れていく。ロンは、ちょっと近づいて来たが、すぐ後ずさりをし、またちょっとしてから近づいてきた。自分の鼻をロロの鼻にくっつけてクンクンやってから、また後ずさりをした。そしてロロを見つめていた。何かを感じたなと思ったので、ロロを連れて車に乗せる。
ペット霊園に着くと、体重を量った。何と9キロぐらいしかない。元気なときは17キロだったのに!この夏ごろは大分痩せて、体重も減ったとは思っていたし、最近はますます痩せてしまっていたが、まさか元気なときの半分ぐらいになっているとは思っても居なかった。
1時間ほど待ってお骨上げとなる。小さくなってしまったロロのお骨を一部拾って骨壷に入れ、白い袋をかぶせてもらって持って帰った。テーブルの上にお花台を置き、その上に安置する。お別れにとご近所の方が持ってきてくださったお花を飾って、お線香をあげた。夕方友人が来てお線香をあげてくれた。合掌。
2004/12/21(火) さようならロロ
何も食べなくなってから6日目、水も飲めなくなって4日目の今日、遂にロロは逝ってしまった。驚異的な生命力だと感心している。今、ロロは静かに眠るように玄関に横たわっている。天寿を全うし、18年の生涯だった。人間に換算すると88歳(中型犬の場合は96歳という説もある)は過ぎているようだ。保育園の園児の回し飼いだったロロ。我が家に来たときパルボになって、医者通いをしているうちに息子が保育園を卒園し、そのまま我が家の一員になったロロ。毎日の散歩は欠かすことが無かったし、文庫の子供たちにもかわいがられて、楽しい犬生だったろう。
大事にしてきたつもりだが、犬権を侵害したこともある。引き綱をつけずに自由に走らせることがなかったし、子孫を残すための営みも禁じてしまった。私は去勢をしようと言ったのだが、夫は「同姓として忍びない」と言って、頑として拒否したのだ。欲求がありながら満たしてやらないのは余計かわいそうだと私は思ったが、夫の同意が得られなかったので、結局欲求不満のまま老年を迎えさせてしまった。それだけがロロに申し訳なく、心残りである。
今日一日ふとんに寝かせ、明日はペット霊園で火葬にするつもりである。持ち帰った骨は49日すぎまで自宅で大事に守ってやろうと話し合っている。ロロさようなら、安らかに眠ってください。
2004/12/17(金) 生命力
ここ2日何も食べなくなってしまった。水だけはかろうじて少し飲むのだけれど、あとはただ静かに寝ているのみ。目やには拭いてやってもなかなか取れない。強くこすると取れるのかもしれないが、ロロが壊れてしまいそうで、強くはふけないのだ。湿らせた脱脂綿でそおっとぬぐってやるのだが、それでは目がくっついてしまうほどの目やにには効き目が無い。フーッと深い息を吸い込んで、プッと小さく吐き出す。その繰り返しだ。吐き出すとき唇の脇がぷくっと膨れる。
その姿から祖母の最期を思い出した。私が中学三年生の春、祖母は末期がんで死の床に居た。86歳だった。体中が水腫で膨れあがっていた。皮膚が透き通るようで、体を傾けると体中の水分が片方に寄ってしまう。そんな中で、祖母は闘っていた。呼吸が止まって隣のおばあさんを呼んで来てお経を上げてもらっているうちにプーッと息を吹き返したことが二度もあったのだ。「心臓が丈夫なのでなかなか死ねなくて、返ってかわいそうですね」と先生が言ったのを覚えている。
今のロロはその時の祖母とそっくりだ。生命力が強く、心臓が丈夫だから生き延びているのだと思う。苦しくはなさそうだが、プッと息を吐いている姿がかわいそうだ。夕べから家の中に入れて、布団の上に静かに寝かせている。一日に何度も見に行って、時々撫でてやるのだが、体温も下がっているようだ。もう少しでお別れの時がくるのだろう。獣医の先生も老衰だからどうしようもないとおっしゃる。18年間生活をともにしたロロ、苦しまないで静かに逝けるよう祈ってやることしかできない。
2004/12/12(日) 寝たきり
食欲が無くなったら早いと聞いていたが、ロロはまた少し食欲が戻って、少しずつ食べるようになった。一日中寝たきりで、自分から体位を変えることもない。そおっと変えてやると脚をばたつかせて暴れるのだが、いつも同じ体勢だと褥瘡ができそうなので一日に1回は体位を変えてやるようにしている。目やにがべっとり出て、まぶたがくっつきそうなので、湿らせた脱脂綿でふき取ってやるのだが、それでも少したつとまた目やにが出てしまう。白内障で目もあまり見えないようだし、耳も遠くなって、私たちの呼ぶ声もあまり聞こえないようだ。ただ、いつも餌をやったり体位を変えたりしている夫の声だけは分かるようだと夫が言っている。昼間は陽だまりに抱いて行って、そこで日向ぼっこをさせているが、夜は小屋に入れて布団を敷いて寝せている。布団の上にはおねしょマットを敷いている。この前まで中型犬用のを3枚使っていたのだが、先日大型犬用のを買ってきたので、今は1枚ですむ。これからもっと寒くなるので、ロロにとっては厳しい季節になりそうだ。あまり寒くなったら家に入れてやらねばと話し合っている。
2004/11/20(土) 食欲衰える
昨日まで食欲だけは旺盛だったのに、今朝からなぜか食欲がない。朝食もやっとのことでほんの少しだけ口にした。夕食はチーズと煮干しを少し食べたが、今までとは違うのだ。「食欲が無くなったら早いよ。」という話を聞いているので、いよいよお迎えが近づいたのだろうかと家族で話し合っている。牛乳なら飲むかもしれないと思うが、ロロの場合牛乳は下痢をしやすいので、あしたはハチミツを水で溶いて飲ませてみようかと思う。
2004/10/31(日) 足腰が弱くなる
この頃のロロは殆ど一日中眠っている。一日に3度ほどのトイレの時と、食事の時以外は殆ど寝ているのだ。今朝は本降りの雨の中でトイレを済ませる。私がビニールの合羽を着て、ロロに傘を差し掛ける。片手で傘をさして、もう片方の手でロロの腰を支えてやると、しばらくしてオシッコをした。しているうちにだんだん前足の間隔が広がっていく。終いにはアゴが地面に着きそうになってしまう。半年ほど前と比べると、足腰は大分弱くなったようだ。用をたしたロロを抱きかかえて小屋に連れて帰る。地面に下ろすとそのままの格好ですぐ眠ってしまう。今朝はミーとなかよくくっつきあって眠っていた。
午後かかりつけの獣医さんのところで、12月までのフィラリアの薬をもらってきた。この時、医院の玄関においてあった「老犬の介護」という本を斜め読みしたのだが、寒くなったらホットカーペットを敷いてやったほうが良いらしい。寒さには敏感なのだそうだ。「犬は喜び庭駆け回り・・・」というが、そうばかりでは無いらしい。足腰の筋肉が弱らないように、少しでも運動をさせたほうが良いと書いてあったので、腰のところをタオルなどで下から支えて、庭の中を散歩させようかと夫と話し合った。
2004/09/21(火) 夏が過ぎて
この夏はいつになく暑い夏だった。真夏日の数が観察記録を更新するほどで、秋のお彼岸だというのに、まだ30度を越している。ロロには非常に酷な夏だったと思う。その夏をロロは乗り切った。フウフウ、ハァハァいいながらも、とうとう乗り切ったのだ。これからだんだん涼しくなるだろうから、少しは過ごしやすくなることだろう。
一日に数回トイレに行って、食事をして、あとは殆ど眠っている。そんなロロも食欲だけは旺盛だ。これは素晴らしいことだと思う。老犬を看取った人は、皆一様に「食べられなくなったら早いよ」という。でも、ロロはまだまだ食欲があるのだから、まだ大丈夫だ。早く涼しくなって過ごしやすくなることを願っている。
2004/07/27(火) 特別養護老犬ホーム
今日は午前中かけて、夫と私それに二人の子どもも交えて4人がかりで、ロロ爺ちゃんのために特別養護老犬ホームを作ってやった。谷中子ども文庫用に買ってあったテントを組み立て、その下にネットを巻いて、昼間の太陽をさえぎり、風通しの良い空間を作ったのだ。ロロは最近木の床の上でオシッコをしてしまうことがあるので、この空間を作って、昼間はここに居させようと思うのだ。ここならオシッコをしてしまっても、土の上だから吸収してしまう。ところどころに敷石があって、バリアフリーとはいかないのだが、当分これで様子を見ようと思う。どうしてもバリアフリーにしなければならないようなら、敷石の傍に土を入れてやるつもりだ。テントの広さはタタミ6畳ぐらいあるので、それに軒下をくわえれば、10畳ほどのスペースになる。かなりの大邸宅だ。この中で涼しい風を受けながらのんびり過ごしてもらいたい。
2004/07/08(木) 今年の梅雨は何たる梅雨じゃ
今日も暑い!暑い、暑い、暑い!!!何度言っても仕方が無いが、本当に暑くて、ロロ爺ちゃんには酷な梅雨である。これで本当に梅雨なんだろうか。爺ちゃんの17年あまりの犬生の中で、こんなに暑い梅雨は初めてかもしれない。昨日から冷たいタオルを背中にのせてみた。少しでも風が吹くと気化熱が奪われて、体温が下がるのではないかと思うのだ。日陰の風通しの良いところがあるのに、日向に転がってハァハァしていたりする。以前なら自分で日陰に行ったものだが、今はそれもできなくなってしまった。顔もすっかり年寄りじみて、以前の精悍さは全く無い。いたずらロロだったが、今は何のいたずらもせず、殆ど一日中眠っている。だが食欲は旺盛だ。この食欲がある限り、爺ちゃんはまだまだ大丈夫だろうと思う。
2004/06/06(日) すわっ、マダニ!
一週間ぐらい前からロロの周りに真っ黒くてまあるいツブツブが落ちていることがあった。顔に大きなほくろのように、その丸いものが付いていることもあった。何だろうと思って手にとって調べてみてもなんだか分からなかった。そのうちに夫が「これ虫だよ、きっと。動くんだよ。」と言ったので、ビックリして観察してみると確かに足があって、もぞもぞと動いている。アレアレと思ってネットで調べてみたら、どうやらダニらしいことが分かった。自分の体の100倍もの血を吸って大きく膨らむのだと言う。マダニである。きっとこれに違いないと思って、その丸いものを小さいビンにいれて動物病院へ持っていった。先生はすぐに「これはダニです。私はこのダニを飼ったことがあるけれど、このままで1か月ぐらい生きるんですよ。そして卵を産む。」とおっしゃったそうだ。
薬をもらってきてつけてやった。今日もまだ何匹か捕まえた。こんなにダニがいるなんて知らなかったとはいえ、可哀そうなことをしてしまった。さぞ痒かったことだろう。毎日毎日血をすわれていたのかと思うとかわいそうになる。しかし、今までの17年半の間にこんなことは一度も無かった。少しはダニもいたかもしれないが、まあるくなったのは見たことが無い。いつも板の間とコンクリートの小屋に住んでいたからだろうか。今はトイレを失敗するので、コンクリートと土のところに繋いでいる。その土にでもダニがいるのかもしれない。
ブラッシングと薬とで早くダニを全滅させてやりたい。歳をとって体力が無くなっているので、ダニもすみやすかったのかもしれない。本当にかわいそうなことだった。
2004/04/04(日) 寝る子は育つ、で、寝る爺は?
我が家の長老、毎日毎日寝ること寝ること!夜はぐっすり10時間ぐらいお休みになるというのに、昼は昼で殆ど寝て暮らす。トイレと食事以外はだいたいお休みあそばすのだ。世界一の長寿を誇った鹿児島のかまとおばあちゃんも良く眠ったようだが、ロロ爺ちゃんもそれに負けず劣らずだ。でも排泄は自分で出来るし食欲はまだまだ旺盛だし、当分はこのまま頑張りそうだ。でも、すこし暑い日は日当たりの良いところに繋いでおくとハァハァいってしまう。何とかこの夏を乗り切ってほしいものだと思っている。
2004/02/03(火) 食欲は旺盛なれど
ロロ爺さんは夏の頃に比べると大分元気がいい。腰を落とすことも無く、たまには草を飛び越えたりすることもある。不安定な三本足にも耐えて用を足すこともある。散歩の足取りは、夏に比べればずっと軽がるとしている。ヨッコラヨッコラ歩いていても、夏の頃のようにシリモチをつくことは殆どない。
食欲は旺盛で、食事が与えられるとガツガツと夢中で食べる。頭が重くて、低い姿勢になるのが大変のようだが、食器を押しながら夢中で食べる。食器がだんだん遠くなってしまうので、ついに食べられなくなったこともあった。この頃は押しても動かないようなところに食器を置くようにしている。こんな具合で食欲は旺盛なのだが、体はガリガリに痩せている。触ると骨がはっきり分かるのだ。体重もずいぶん軽くなっている。測ってはいないが、先日抱き上げたときにそう思った。年のせいだろうと思う。頑張って20歳まで生きてほしいと家族で話しているのだが・・・・。
2003/11/15(土) このごろ
このごろ朝起きるとすぐにロロを見に行く。オシッコをしていないか見るためだ。時々小屋の外に出てオシッコをしてしまっている。綱をつけて小屋の戸をあけておくので、オシッコをしたいときは外に出られるようになっているのだ。まだボケて失敗するようなことは無い。雨が降って小屋の戸が閉まっているときは小屋の中でしてしまうこともあるが、それは仕方の無いことだと思っている。ニ三年前までは一日に一回しかトイレに行かず、下痢以外で失敗したことは一度も無かった。
オシッコをしていないときは急いで綱を引いて庭に連れ出す。連れ出すや否やしてしまうこともある。うっかり綱を引っ張るとロロが壊れてしまいそうで、そうっと引くようにしている。ロロの歩くに任せるのだ。
一昨日だったと思うが、18歳の犬の散歩風景をテレビで見た。ロロとおんなじ歩き方をしている。腰が落ちてしまって、後ろ足がしっかりしないのだ。
近所の人が言うには、ロンが来てからロロが若返ったような気がするそうだ。目に光が戻ってきたというのだ。夏のころは本当に死にそうな感じだったが、近頃は歩き方も少し安定してきて、調子が良いときは1キロぐらいの散歩をする。
我が家の動物家族の長老は、何と言ってもロロ爺ちゃんである。1987年1月ごろの生まれだから、現在満16歳と9ヶ月である。我が家の長男(研)が通っていた取手市の「とねっこ保育園」という無認可保育園で飼われていた犬だ。当時とねっこ保育園は埼玉県深谷市のさくらんぼ保育園と姉妹園の関係にあり、斉藤公子先生の保育理論に拠って保育が行われていた。そのため、年長児は時々さくらんぼ保育園に行って、斉藤先生の指導を受けていたのだ。ちょうど研が卒園間近のころ、さくらんぼ保育園に行ったときのことだ。保育園にかわいい子犬が何匹かいて、そのうちの一匹をとねっこの子供たちがもらってきたのだ。そして、年長児の家で、一晩ずつ泊めるという飼いかたをしていた。
我が家に来たとき、生後二ヶ月ぐらいで、クリクリとカールした毛の小さなかわいい犬だったが、どうしたことか少しも動かなかった。子犬がちっとも動かないなんておかしいと思い獣医に連れて行くと、パルボだという。パルボという病気は人間で言えばコレラのようなものだそうだ。どおりで動かないはずである。動けなかったのだ。後で聞けば、我が家に来る前日泊まった家で、その数日前に飼い犬がバルボで死んだばかりだったという。それが伝染したのだ。
それから獣医通いの毎日が始まった。朝晩の点滴と薬。どのくらいかかったろうか、病気が全快したときには息子は保育園を卒園していた。したがって、子犬は自然と我が家の犬になったというわけである。
ロロは「谷中子ども文庫」に来る子供たちの人気者になった。なかなかの美少年で、しかも性質がおとなしい。今まで一度だって人に噛み付いたことなどない。『ロロちゃん、ロロちゃん』と子供たちにかわいがられて育った。パルボで大病は終わったらしく、あとはほとんど病気らしい病気もしないで現在に至っている。ただ、数年前に一度だけ膀胱結石を患ったことがあるが。
以前は散歩に行くとき嬉しくて嬉しくて、私たちをそれはそれは力強く引っ張ったものだが、今ではやっとやっと歩いている状態である。それでも散歩は大好きで、今でも1日に2回散歩に行く。食欲は旺盛で、毎日缶詰1缶とゆで卵1個、チーズ3個に煮干数匹をたいらげる。一時腰が立たなくなりかけたのだが、毎日煮干とチーズを与えたら、腰が大分しっかりしてきた。カルシウムが効いているらしい。
最近頭のほうがあやしくなってきて、私のことを忘れてしまったらしい。。たまたま私が散歩に連れて行こうとしたら、ウ〜ッと唸って怒ったのだ。いままでこんなことは一度もなかったのだが。それでも、毎日散歩に連れ出す夫のことは分かっていて、夫の言うことは聞くようだ。
「我が家の動物家族」のトップへ