合併問題と図書館
1.合併が問題になっているからこそ図書館建設が現実味を帯びてきた頃、合併問題もささやかれるようになってきました。平成8年に住民発議が出された頃です。そのころ、私達図書館建設を推進するものたちは、合併によって藤代に図書館が出来なくなってしまうことを危惧していました。取手市立図書館は市民の要望を十分に満たすには広さが無くて、図書は天井まで積み上げてある状態です。駐車場も殆どありませんでした。
- 合併があれば、きっと図書館の改築があるだろう、そうしたら、藤代にはもう図書館が出来なくなってしまう。図書館は身近にあってこそ利用しやすいのだが、取手に大きな図書館が出来ても行くのが大変だ。合併する前に何とか図書館が出来ないものか。もし合併されて新しい市の図書館が建設されたとしても、分館としての機能が十分に果せるだけの図書館を藤代に作っておく必要がある。
私達はこのように考えていました。平成5年の町長選ですべての候補者に図書館建設に関する考えを聞いたところ、3人とも建設に前向きの回答を寄せてくれたし、図書館を望む声は大きくなっていたので、今こそ建設の時期であると考えていたのです。
ところが、財政状況が悪くなり、経常収支比率が県下最悪となった為、平成9年11月、図書館の建設は予定より先送りされることになりました。そして経常収支比率が下がってきた平成12年に図書館の実施設計ができ、平成13年度から建設がはじまったのです。
2.コンピューターシステムの統合問題
合併した場合、取手市立図書館と藤代町立図書館のコンピューターシステムを統合すると多大な資金が必要になるのではないかという疑問を呈される方があります。この点について、私が以前常任委員会で質問したところ、「システム統合に際して大きな問題は生じない」との答弁がありました。
このリポートを書くに当って、再度図書館建設準備室に問い合わせをしてみました。その結果、藤代のシステムは今年稼動し始め、取手のシステムもあまり違わない時期に稼動始めたそうです。それぞれ5年間のリース契約なので、ほぼ同時期に再リースの時期がやってきます。そのときシステムを統合すれば、大きな資金を必要とせずに問題を解決できる見込みだということです。
現に、合併して誕生した「さいたま市」では、図書館のコンピューターシステムの統合は行われていないそうです(3月現在)。それぞれのコンピューターの再リースに合わせて統合することになっているからだそうです。
合併があっても無くても5年後にはコンピューターの再リースがあるわけですから、合併によって多大な出費になるわけではないとのことでした。
また、現在でも蔵書の検索はインターネットで出来ますし、相互貸借関係がありますので、取手市立図書館の蔵書はふじしろ中央図書館でも借りられます。そして、基本的な蔵書はさほど異なっていないのだから、取手にだけあって、藤代には無いという本はそんなに多くないはずだと準備室長が言っていました。相互貸借を使えば、伊奈町の図書館・龍ヶ崎市の図書館・県立図書館そして国会図書館の本も利用できるのです。
相互貸借の図書の貸し借りは、県立図書館の連絡カーで移動することが出来るそうです。