図書館のランニングコスト


ランニングコストについて

 最近「あい・ねっと」上で図書館のランニングコストが問題になっている。「あい・ねっと」に私のHPを紹介してくださった方は、下の方に書かれている「平成15年度 図書館事業費(概算)」という項目をご覧いただけなかったのだろうか。これは図書館建設準備室がおおよその金額をはじいたものだが、これには人件費が含まれていない。人件費以外の経費として町は平成15年度に約8570万円を見込んでいる。ここに今年度並の人件費2750万円を加算すると、平成15年度の図書館のランニングコストは約1億1300万円となる。勿論平成15年度の予算はまだ成立していないのだから、この数字は流動的なものであるが。
 平成14年度の建設費以外の経費が1億5600万円となっているのは、開館に備えて大量に図書を購入したからであって、これは14年度に限った一時的な支出である。従って平成16年度以降のランニングコストは、1億1000万円から1億2000万円ぐらいで推移するのではないかと思われる。このランニングコストに対する私の考えについては、「藤代町立図書館について」の最後の方に書いてあるので、関心のある方はご一読いただければと思う。

 以前「あい・ねっと」に図書館の建設費を17億円と書いておられる方があったが、前出の「藤代町立図書館について」の中に建設費についても書いておいた通り、建設に要した費用は約10、9億円である。議論の正確を期すためにも数字は確認して使いたいものだ。



 
図書館よりも図書購入に補助金を」について

 町内には、ランニングコストのかかる図書館建設よりも、図書購入の際に補助金を出した方が良いという意見の方もおられるようだ。しかし、私はそうは思わない。例えば、このランニングコスト11,500万円を全住民約33,500人で割ると、一人当たりは約3430円となる。この金額で買える本はほんの2,3冊に過ぎない。ところが図書館には開館時に約6万冊の図書が用意される。住民一人一人にとって6万冊の選択の余地があると言うことになる。来年度もし計画通り3000万円の資料代が認められたとすると、1点平均2000円として約15000点の新しい資料を購入することができる。勿論、新聞や雑誌、CDやDVDも購入するわけだから、図書だけで15000冊ではないけれど、購入した資料はすべての住民にとって利用可能となるわけであるから、資料選択の余地は大幅に拡大されることになる。図書購入の補助金ではそのような選択の幅は出てこないのだ。議論の際にはそのあたりのことも考えていただきたいものである。


職員の人件費
 ランニングコストの中の職員の人件費に関することであるが、図書館のために藤代町として新たに増えた人件費は、館長の人件費のみである。他の職員は以前からほかの部署で仕事についていたのであるから、図書館の開館に伴って人件費が増えたわけではない。ランニングコストを11500万円として、その中の人件費を約3130万円としても、実際に図書館のために増えた人件費はその四分の一程度である。従って、図書館開館のために増える町の支出は年間にして約9500万円ぐらいであろうと思われる。
 

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