1999年12月定例議会 一般質問

1回目

1.           災害時の広報

 

4番の小泉眞理子でございます。通告に従って質問を致します。

質問は大きく分けて4点あります。まず初めに、大きな災害が起こった場合の、町からの広報・通報システムについてお尋ねいたします。この項目について2点お聞きいたします。

 第1点目は、防災行政無線についてです。現在使われている防災行政無線は非常に聞き取りにくく、室内にいた場合は殆ど聞こえません。かすかな音から放送があったと分かったときも、窓を開けたり、外に出たりして、耳をすまさなければなりません。このような状態では、台風などの場合、窓を閉めている上に風の音が大きくて、放送があった事自体わからないのではないでしょうか。この点について町ではどのようにお考えかお伺いいたします。

平成9年3月発行の「藤代町地域防災計画」によりますと、「屋外及び屋内受信機の増強配置を計画的に進める」(P2-19)とあります。屋内に受信機があったら放送の効果は格段に高まると思われますが、計画はどのように進められているのでしょうか。

次に、災害弱者といわれる方々への通報のあり方についてお尋ねいたします。

9月30日にJCOでおきた臨界事故の際、自治体からの通報の遅れが大きな問題になりました。特に、お年寄りや障害のある方、外国籍の方など、災害弱者と言われる方々に対しての通報の遅れが指摘されています。そこで、お聞きいたします。この藤代町で地震や水害などの大きな災害が起こった場合、これらの方々には、どの様な方法で災害の発生を知らせたり、避難を勧告したりするのでしょうか。

 

2.           公共施設の耐震診断

 

2番目に、公共施設の耐震診断についてお伺いいたします。

先日、教育福祉常任委員会で町の教育施設を視察しましたが、多くの学校で、地盤沈下による傷みのひどさを見て、「これで耐震性は大丈夫なのか」と心配になってしまいました。桜ヶ丘小学校と宮和田小学校では、地盤沈下でひび割れしたところから鉄筋が折れているのが見えていました。鉄筋のつなぎ方に問題があるようなのです。建築の専門家である長山議員が「この鉄筋のつなぎ方はおかしい。」と言っておられました。本来2本の鉄筋が40センチぐらい重なるようになっていなければならないのだそうですが、その見えている部分は、2本の鉄筋が突き合せになっていて、殆ど重なっていないようなのです。お配りした写真をご覧ください。@は宮和田小学校の建物本体とテラスとの接合部分です。写真の真中あたりに、鉄筋が見えると思いますが、その部分で鉄筋が折れていました。この写真を見た建築の専門家が、「写真だけでは良くわからないけれど、ずいぶん鉄筋が少ないように見えるが」と言っていました。普通は、鉄筋と鉄筋の間隔がもっと狭いのだそうです。Aは、桜ヶ丘小学校の入口前のところです。横の囲いのような部分なので、力がかかるような所ではありません。たとえ鉄筋が折れても、大きな被害はないと思われますが、同じような鉄筋のつなぎ方が、建物本体にも使われていたら、大変危険です。この町の学校は、災害のときの避難所にもなっているし、何よりも将来ある子供たちが毎日通っている所ですから、建物の安全性の確保は最重要課題だと思います。今年はトルコや台湾で大きな地震がありました。藤代がいつこのような大地震に見舞われないとも限りません。そのときに慌てても間に合いませんから、ふだんから対策を立てておかなければなりません。この前、教育委員会で聞いたところによりますと、学校の耐震診断は行われていないとの事です。そこで、今後耐震診断を行う計画があるかどうかお聞かせください。

 

3.五箇村用水の改修

 

3番目は五箇村用水の改修工事で、未完成のままになっている所について、工事の予定などをお伺いいたします。

 写真4をご覧ください。用水の先のほうが茶色い鉄の矢板になっていて、 この部分の工事が未完成のまま5年間も放置されているのです。左下の地図を見ていただければ、お分かりいただけると思いますが、 未完成の部分と申しますのは、県道取手谷中線と、桜ヶ丘から小沼商店の交差点を通って、県道へ抜ける町道(5090号線)との交差点部分です。この部分には、県南水道のバルブやNTTのケーブルがあって、工事が遅れているようなのですが、是非とも工事を早めていただきたいというのが、近隣の住人の要望です。

 その理由は、3番目の写真でもお分かりになると思いますが、町道5090号線がその部分だけ狭くなっていて、桜ヶ丘から取手方面へ出ようとするとき、とても出にくいからです。近頃はこの道を通って取手方面へいく車も多く、交差点の安全性が求められています。

私が、工事の発注元である県南水道企業団と、土浦土地改良区に問い合わせたところ、どちらも来年度の工事予定に入っているとの事でした。工事途中で5年間も放置されていたのが、やっと完成するのです。そこで、その工事にあわせて町道の拡幅と、交差点部分の隅切りをして、安全性を高める必要があると思うのですが、町としてその様な計画があるかどうかお伺いいたします。

 

4.図書館建設準備の進捗状況

 

最後に、図書館建設準備の進み具合についてお伺いいたします。

昨日の倉石議員の質問に対して、町長から「予定通り平成15年に図書館を開館する」との明確な答弁があって、永年図書館の建設を夢見てきた者としては、大変力強く感じました。図書館の建設は,小林町長1期目からの公約ですから,実現までに10年以上の年月を要したわけです。この間、守谷町にも利根町にも図書館ができて,藤代だけ取り残され、よその町の図書館を利用させてもらってきました。現在、藤代の住民で、伊奈町と利根町の図書館で館外貸出しを受けている人は、2000人以上です。また、この二つの図書館での貸し出し冊数を合わせると昨年1年間で約67,000冊にも上ります。それだけ図書館に対する要望は高まっているのです。よその町へ行ってまで利用する人がこんなにいるのです。これが自分の町にあったら、利用する人の数は格段に増えるにちがいありません。

伊奈町では藤代の住民を受け入れてくれていますが、藤代の図書館ができるのを心待ちにしています。そして,藤代に図書館ができたら、今度は藤代の本も使わせてもらいたいといっています。藤代の住民が伊奈の図書館に初めて登録するときには、「あなたの町に図書館を育てましょう」というプリントが配られるのです。この中には、「ご自分の町村に図書館がないと言う方はきょう伊奈町立図書館を利用されたことをきっかけにして、あなたのすんでいる町にも図書館ができるよう、さまざまなところでいろいろな機会に働きかけを始めてみてはいかがでしょうか。」と書かれています。また、利用者が増えて入るため、ビデオ、CD、カセットの予約はできません。本来伊奈町の住民のための図書館なので、藤代の住民の要求まではかなえられないと言われるようになって来ています。守谷町の住民は、伊奈町との相互利用協定により、伊奈町の住民と同じに利用できます。公共図書館の相互協力は、それぞれが図書館を持っていて、はじめて可能になるものです。自分のところでは作らないで、他市町村の図書館を利用させてもらうのは、相互協力ではなく、物乞いでしかありません。情けないではありませんか。こんな訳で、どうしても自前の図書館が必要なのです。総合福祉センターの必要性も十分理解できますが、10年間待ち続けた図書館を、公約どおり平成15年に開館できるように建設していかなければなりません。

それには、来年度どうしても図書館建設準備室を発足させなければなりません。9月の定例議会で来年度発足予定の「図書館建設準備室」の室長のことお聞きしましたところ、「有資格者で実務経験の豊かな人」という準備委員会の要望に、できるだけ添うようにするという答弁をいただきました。実務経験の豊かな人となると、役場内から選ぶのは無理だ思うのですが、いかがでしょうか。もし、よそから経験者を募集するなら、来年度開設するためにはすでにタイムリミットではないかと思います。町長の人事権に干渉するつもりではございませんが、公表できる範囲で進み具合をお答えいただければ、町民の皆様も安心すると思いますので、よろしくお願いいたします。

 

 

2回目

1.       災害時の広報システム

 

★防災行政無線

藤代町の防災無線はアナログ方式で,かなり古くなっているということです。国の指導では、デジタル方式に変えていくようにということだそうですが、将来デジタル方式に変える計画はあるのでしょうか。もし,デジタル方式に変える場合には,屋内の受信機も設置するのでしょうか。システム全体を新しくする場合には国の補助金も出るそうです。現在の防災行政無線を設置した業者によると、鉄塔にも老朽化が見え始めているとの事、近い将来には、システム全体の交換も考えていかなければならないでしょう。そのあたりの見通しについてもお答えください。

また、現在のアナログ方式のままでも、避難所になる学校や公民館などの公共施設、一人暮らしのお年寄りの家庭や、寝たきりの方を抱えたご家庭など、大きな災害の時に避難が困難だと思われるところだけにでも屋内の受信機を設置することは出来ないでしょうか。

 

★災害弱者への通報システム

前述の「藤代町地域防災計画」によりますと、「災害弱者等の安全環境整備」という節の中に、様々な施策が示されていますが、策定時から1年半が経過した今、計画がどの程度実行されているのでしょうか。特に、

地域ぐるみの緊急避難支援体制づくり

災害弱者優先の非常時ルールの確立・徹底

災害弱者専用の避難所の指定

の3点について、今までの経過をお知らせください。

3点目の災害弱者用の避難所については、昨日の加藤議員の質問にも出ていて、保育園やさくら荘が挙げられていましたが、その他にもあるようでしたら、教えてください。

 

 

 

2.       耐震診断について

 

3年程前になりますが、藤代高校で大規模な耐震補強工事が行われました。これは、前年に行われた耐震診断の結果、耐震性に問題があったために行われたものです。私は、建物の一部にひびが入るとか、雨漏りがするとかの問題があって耐震診断をしたのかと思いましたが、そうではなく、藤代高校が、南関東直下型地震の震源区域に入る恐れがあるため行われたものでした。ということは、藤代町の全小中学校にも、同じことが言えるわけです。

また、昭和56年以前の建築物は、現在の耐震基準より低い基準によって建てられているため、問題が大きいのです。「藤代町地域防災計画」の資料編によりますと、藤代町の公共建造物には、昭和56年以前に建てられたものが31ヶ所もあり、耐震性が危惧されます。阪神・淡路大震災の後、平成7年に成立した「建築物の耐震改修の促進に関する法律」の中でも、学校については、「耐震診断を行い、必要に応じて耐震改修を行なうよう努めなければならない」と、努力義務が定められています。災害時の避難所でもあり、子供たちの毎日の生活の場でもある学校の耐震診断が1日も早く行なわれ、子供たちを安心して学校に送り出せるようにしなければならないと思うのですが、町の対応をお聞かせください。

 

 

3.五箇村用水改修と町道5090号線の拡幅、隅切りについて

 

4.       図書館準備室長の選任について

 

準備室長は将来の館長となるべき人を、是非公募で採用して欲しい。

司書資格を持ち、豊かな実務経験の有る人を

 

3回目

1.災害弱者への通報システム

 

3回目は、災害弱者と言われる人のうち、特に、防災行政無線の通報ではカバーできない、聴覚障害者への通報システムについてお伺いいたします。JCOの事故のときも、有線放送や、広報車のスピーカーからの通報が中心だったため、事故を知るのが一番遅かったのは、聴覚障害者と外国人だったと言われています。これらの方々の安全を期するため、防災行政無線で町民に知らせるような出来事が起こったとき、NTTのFネットと言うシステムを使って、聴覚障害者の家へ一斉にファックスを流すようにしたらいかがでしょうか。一度に1万軒まで送信できます。Fネットに加入するには、契約料800円、役場のファックスの工事に1700円がかかるだけです。登録しておくファックスの、Fネット短縮ダイアル使用料は、100個まで200円、300個まで600円で、通信にかかる費用は1通40円と言う具合です。藤代町の聴覚障害者の世帯数は、55世帯ですから、Fネットに必要な金額はほんのわずかなものです。これならば、財政難の藤代町でも、すぐに実行に移せるでしょう。殆どの聴覚障害者の家にはファックスがありますが、ファックスのない聴覚障害者には購入のための補助を出しても良いと思います。この件に関して検討していただけるかどうかお聞かせください。

それとあわせて、「藤代町地域防災計画」に書かれている防災ボランティアの充実を要望いたします。一人暮らしのお年寄りや、体の不自由な方の周りに、何人かの防災ボランティアを配置しておき、いざと言うときに誰かがすぐに駆けつけるようにしておけば、これらの方々も安心して暮らせるでしょう。

 

3.       耐震診断について

 

耐震診断には、少なくとも1校につき数百万円の費用がかかるとは思いますが、子供たちの命にかかわることですから、是非とも財源を確保して、老朽化の進んだところから、順次実行していくよう強く要望いたします。

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