請願第1号『図書館建設に伴う藤代幼稚園と藤代小学校の併合に反対し教育環境の一層の整備を要請する請願』に対する反対討論
私は、請願第1号『図書館建設に伴う藤代幼稚園と藤代小学校の併合に反対し教育環境の一層の整備を要請する請願』に反対の立場から討論を致します。
反対理由の第一点目は、請願趣旨及び請願項目の改ざんにあります。9日の本会議にこの請願が提出されたとき、「請願趣旨と請願項目が改変されているのではないか」と質問した所、紹介議員である酒詰議員はその点について何も知らないとのことでした。それを受けて、昨日の常任委員会で参考人として請願者代表の小池雅子さんにご出席いただき、その点についてお話いただきました。
その結果、この請願は署名を集めて回った時点で使われたものとは違うものが議会に提出されたことが分かりました。実際に署名に使われた請願趣旨には『莫大な経費を要する図書館建設の要もふくめ』という文言があったのですが、提出された請願ではその部分が削除されていました。また、請願項目に括弧書きで『同一建物内で教育を受けさせること』という文言が加わっています。
昨日の小池さんのお話によると、提出の前日の集まりで文言の訂正が話題になったのですが、やはり訂正せず、みんなのところに署名をお願いしたままの形で提出しようと決まったのだそうです。それにもかかわらずその夜、ある議員から『やはり文言を直したほうがいい、そのほうがよく審議してもらえる』との助言があった、文言を変える事、自分だけで決めてしまうことに不安があったが、議員から大丈夫だと強く言われたので、翌朝他の役員に話したら、その人もよく分からず、そのまま提出してしまったとのことでした。
この『莫大な経費を要する図書館建設の用も含め』という部分が有るか無いかで、請願の趣旨は大きく変わってしまいます。この文言が有れば、図書館建設の必要性も含めた計画の撤回となりますし、これが削除されれば、幼稚園と小学校の併合計画の白紙撤回となります。このような趣旨の改ざんが許されてよいはずがありません。署名をした1,000人を超える方々の意思を無視したことになってしまい、これらの方々に対する冒涜です。
普通の主婦である小池さんが、議員の強い助言によって、疑問を抱きながらも改ざんされた請願書を提出してしまったことはいたしかたのないことだったかもしれません。しかし、自分が請願趣旨の改ざんというような重要な問題で、強く指導助言を行なっておきながら、紹介議員にもならず、表にも出ないで裏に隠れている議員がこの藤代町議会に居るという事には強い憤りを覚えます。憲法で保障された住民の請願の自由と権利を踏みにじる行為であって、決して許されるものでは有りません。このようなことがまかり通るなら、今後この藤代町ではまじめに請願活動を行なう人がいなくなってしまう恐れがあります。自分が納得して署名したことと違う内容の請願になってしまうとしたら、こんな恐ろしいことは有りません。今後二度とこのようなことを起こさない為にも、私達議員は毅然とした態度で臨むべきです。
この改ざん問題の一因は、請願受け付けの書式にもあると思います。請願趣旨と署名簿が一枚の紙で出来ていれば、このような改ざんは起こらないのですから、今後この書式について、議会運営委員会でよく協議する必要があるでしょう。議運の委員長に対して書式の再検討を強く要求いたします。
反対理由の二番目は、幼稚園と小学校の併合計画を白紙に戻すという点にあります。この計画は図書館の立地の変更に伴って、去る三月議会で急に出てきたことであり、幼稚園や小学校の保護者の方がいろいろな面で不安を抱かれるのは当然のことですから、そのお気持ちは十分理解できます。
しかし、私は常任委員会で大洗や鉾田の例を視察し、案ずるより生むが安しだと思いました。大洗でも鉾田でも、幼児の出す音が騒音であるというような指摘は有りませんでしたし、園庭を整備し安全性を確保すれば大きな問題は無いと考えます。
町長は併合の為の準備委員会を設置し、保護者の要望は十分に考慮する、安全対策には万全を尽くす、その為には更なる補正予算をつけることもやぶさかではないと約束しています。
図書館建設は住民の永年の要望であり、準備委員会を作って着々と準備を進めてきたことです。館長の公募も実現し、有能な人材を確保することも出来ました。図書館建設の早期実現を望む立場から、町長が保護者の皆様に約束したことを信じて、この請願には反対致します。