
2004年 11月
2004/11/29(月) 姥島土地区画整理事業に関する請願
今朝早く姥島土地区画整理事業組合の理事の方が、請願の紹介議員を依頼にみえた。私はこの土地区画整理事業に関してはまだ調査が不十分だったので、即答はできず、返答を待っていただいて、調べられるだけのことを調べてみた。文庫の行事なども二つほど入っていたので、時間はあまり取れなかったが、役場と区画整理組合の役員の方からこれまでのいきさつなどを聞いてみた。話を聞くに従って、これは相当大変なことだということが分かってきた。浜田上萱場土地区画整理事業についても同じことが言えるのだが、バブル崩壊によって区画整理事業は大きな痛手を受けている。
請願の内容は、町としての財政支援と今後の事務処理の支援を願うものだった。前回の議会に、これとほぼ同じ内容の請願が濱田上萱場土地区画整理組合から出され、現在継続審議になっている。どちらも自分達の土地を利用しやすくするために行った事業であるのに、町の財政支援を願うのはどうだろうかという疑問があった。いろいろ聞いてみると、双方とも当初町主導で行われたと言うことがわかった。町から相当強い要請があって、区画整理組合を作ったというのだ。その後も町が事務処理一切を引き受け、かなり深く関与してきている。そのことを考えると、相当程度町にも責任があると思えた。また、姥島の場合、下水道敷設の負担金が、全額自己負担となっているとのことである。取手地方広域下水道組合の事業認可区域では、地権者の負担金は1平米当たり500円と決まっている。それだけでは事業は成り立たないので、税金が投入されているのだ。浜田上萱場地区の場合も1平米500円の負担金で実施されている。だとすれば、かなり不公平である。同じ下水道組合の事業でありながら負担金に差があるのは納得できない。
こうしたことを考えると、区画整理組合からの請願にもそれ相当の理由があることが分かってきた。駅南口土地区画整理事業は町施行となっているため莫大な資金を町が投入したことを思えば、姥島の地権者の要望もある程度理解できる。区画整理組合で施行した道路は町道として町に寄付されており、誰でも自由に通行できるのだ。そういう意味からも町の支援は考えられて良いのではないだろうか。
2004/11/28(日) 「第8回 女(ひと)と男(ひと)ともに輝くとりでの集い」
取手市福祉交流センターで標記の集いが開催された。これは昨年まで取手市独自で開かれていたものだが、今年は藤代の教育委員会と共催という形で行われた。実行委員の方たちが自主的に内容を検討し、実施したものである。
第一部は真壁町の「はらんきょうの会」による朗読劇『茨城弁で語る女性差別撤廃条約』、第二部は昭和女子大大学院教授の坂東眞理子氏による講演「これからの地域と男女共同参画」。
私は第一部が特に良かったと思う。この団体は毎年夏に地元の子供たちとともに朗読劇「この子たちの夏ー1945 ヒロシマ、ナガサキ」の自主上演に取り組み、平和のメッセージを発信している。また、男女共同参画社会実現のための啓発活動として、「女性差別撤廃条約」の茨城弁による朗読劇に取り組んでいるそうだ。この活動によって、平成14年度男と女・ハーモニー功労賞を受賞している。
「女性差別撤廃条約」という難しそうなテーマに茨城弁で取り組んだところがユニークで面白い。実際この劇の上演中、参加者から何度も笑いが出た。笑いながら、「そうそう」と頷く場面も多かった。内容はきっちりしたものを扱いながら、身近な場面を選んでいるのも良かった。
講演は、かつて内閣府の男女共同参画局長だった経験をもとに、かなり詳しいお話であったが、話し方がやや単調であったように思う。それでも働く女性の一人として、自らの経験に裏打ちされたお話は重みがあった。
私たちの身の回りではまだまだ男女共同参画とはいえない状況がある。自治体においても意思決定過程に参画している女性の数はまだまだ少ない。これから改善していかなければならない重要テーマの一つだと思っている。
2004/11/27(土) 「市民オンブズマンいばらき」の県南懇談会
私は市民オンブズマンいばらきの会員でありながら、いままで殆ど参加しないで来てしまったが、今日は龍ヶ崎の馴柴公民館で行われた県南地区懇談会に参加した。今日のテーマは議員報酬・政務調査費・その他の議員の収入についてであった。十数人の参加で、そのうち4名が女性だった。参加者の内、私を含めて4名が議員である。牛久市の大谷議員が議員報酬と政務調査費について行ったアンケートについての報告があり、そのあと話し合いとなった。アンケートは電話帳から無作為に抽出した200名と市の部課長に対して行ったものである。回収率はあまりよくは無かったが、市民の多くが議員報酬を高いと考えていることが分かった。また、政務調査費については市民の多くが内容を理解していなかったようだ。今日の参加者は政治に関心の高い人ばかりなので、政務調査費については増額しても良いと考えている人が多かった。議員にしっかり活動してもらう為には、安定した生活を保障し、政治活動の費用もきちんと出すべきだという意見もあった。細かいことを云々するより、談合などの大きな問題に取り組んでくれる議員を選んでしっかり活動させることが大事という意見の人も居た。その方は、大きな公共事業で談合が無くなれば、一件で1000万円も浮くのだから、そちらを重視したほうが良い、根本的なところで考えようという意見だった。
私は政務調査費はもっと増額して欲しいと言ったが、「広報費などで増額を言うのはおかしい」という厳しい意見が出された。私が言ったのは「報告がしやすいので広報費を中心に報告している」ということだったのだが、活動事態が広報中心と受け取られたようだった。政務調査費がもっと多ければ、例えば人件費を出して調査をすることなどもできるのだ。そうすれば、もっと突っ込んだ質問ができるだろう。とにかく今の月額1万円では足りないことは確かだ。また、政務調査費は会派に支給されているが、個人支給にして欲しいという議員からの意見もあった。
その他の件についての話し合いで、町内会費で神社の補修費などを出すことへの疑問が出された。話を聞いてみると、町内会費と地域の神社との関係はなかなか難しいようだった。私の住む谷中地区では、区費と神社の経費は全く別になっている。構成員が違うからだ。神社の氏子は旧住民のみ(約40軒)で、区費を支払うのは全住民(約350軒)であるから、全く別物となっている。
2004/11/26(金) 抗議文
11月1日の取手市臨時議会における加増議員の発言に対する抗議文を持って、取手市議会の共産党控え室に行く。行ったのは赤羽議員・倉持議員・三浦議員と私の4人である。加増議員の発言は、「合併による藤代町議会議員の報酬2.5億円が無駄である」と受け取れるような内容であったため、藤代町議会議員の間で物議をかもしたのである。加増氏は、『合併後は両議会を解散して新たに出直すべきである』という共産党の意見を述べたつもりかもしれないが、言葉どおりに捕らえると、藤代町議会議員の報酬が行革に反して無駄であるかのように受け取れるのだ。取手・藤代両議会の議員を合わせると、自治法で定める定数を超えるので、財政上問題があるから解散して定数に合わせるというのなら良いが、取手の議員を問題にせず、藤代だけが無駄のように言われたのでは見過ごすわけにはいかない。そこで、抗議文の提出ということになったのである。これは藤代町議会として行ったのではなく、議員有志が個人として抗議をしたものである。従って、藤代町議会議員の中にも今回の抗議に加わらなかった人も居る。
抗議文を手渡すというといかにも敵対するように聞こえるかもしれないが、双方落ち着いて和やかな雰囲気のうちに行われた。今後同じ議会でともに活動していくわけであるから、無用な対立はしないほうが良いという判断があったからである。臨時議会から時が経っていたのも良かったのかもしれない。加増議員は後日文書で回答すると言ってくれた。
2004/11/21(日) 子どもの権利条約フォーラム 2日目
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熱心に話し合う参加者 |
昨日に続いてフォーラムが開かれた。今日はいわゆる分科会で、このフォーラムでは「分かれていいとも!」と称している。子どもだけの「分かれていいとも!」、大人だけの、それに大人・子ども一緒のもある。どの部屋も熱心な話し合いがなされたようだ。私は「市民がつくる子ども人権(権利)条例」という部屋に参加したが、受付が終わってからなので、残念ながら途中からの参加となった。部屋に入ってみると「子どもの権利条例東京市民フォーラム」事務局の加藤千鶴子さんの報告は終わっていて、立川市・子どもの権利を考える市民委員会副委員長の山中ゆう子さんが報告をしていた。報告のテーマは「東京都内の子どもの権利条例・条例化の取り組みについて」と言うもので、都内各地の状況を話してくれた。立川市の取り組みは、子どもを大事にして、かなり時間をかけて丁寧に行われていると思った。
次に千葉県の事例が報告された。報告者は「千葉県子ども人権条例を実現する会」代表の鎌倉淑子氏と事務局長の米田修氏である。4年という年月をかけての取り組みは参考になることが多かった。今年の5月には堂本知事・清水教育長を招いて「県子どもタウンミーティング」を行い、子どもと知事が話し合うという催しも行っている。この場で子供たちは次のようなメッセージを朗読したそうだ。
- 私たちは祝福されて生まれたい。
- 私たちは自分であることを否定されたくない。
- 私たちはありのままで愛されたい。
- 私たちは自分の意思で生きていたい。
- 私たちはどんな暴力も受けたくない。
- 私たちはどんな差別もされたくない。
- 私たちはおとなともいっしょに話し合っていきたい。
- 私たちは意見を出して生きたい。
- 私たちは自分に必要なことを知りたい。
- 私たちは自分が持っている権利を知りたい。
- 私たちが困っている時は手伝ってほしい。
- 私たちが温かいご飯を食べ、温かい布団でしっかり守られながら眠りたい。
- 私たちはゆっくり育ちたい。
- 私たちの話を聞いてほしい。伝えられない気持ちがあることを知ってほしい。
- 私たち子どもにはプライバシーがあります。
- 私たちが間違うことを認めてほしい。やり直すことを応援してほしい。
- 私たちのいろんな生き方を応援してほしい。
- 私たち子どもを一人の人間として大事にしてほしい。
これが私たち子どもから社会へのメッセージ(手紙)です。
隣の県でこのような取り組みがなされているのだから、我が茨城でも何とかしなければと言う気持ちが強くなった。土浦の柏村議員と「まず県での条例化に取り組むのがいいね。」と話し合う。ただ、あわてて作るのではなく、じっくり時間をかけて、本当に子どもの生活に結びつき、子どもの権利が守られるようなものを作らなくてはと思う。条例化の過程には、子どもの参画が不可欠だ。
午後は市内見学バスツァーに参加する。芸大で開かれている「県立近代美術館」の移動展を見る。茨城を代表する横山大観や中村彝の作品があった。またモネやルノワールの作品も。そして郷土の作家と言うことで、田中良氏の大きな作品も展示されていた。田中氏の作品は彼の特徴が良く出ているもので、おそらく原生花園の冬景色ではないかと思った。
戻ってからまだ少し時間があったので、「子ども(で が)つくる教育基本法」というところを覗かせてもらった。ここは本当は子どもだけのところだったのだが、とても興味があったので、聞いてみたら「どうぞ」と言ってくれた。終わり近くの参加だったので、どのような内容だったのかはよく判らなかったのだが、こうしたことを真剣に考える若者がいることが嬉しかった。
最後に再び「全員集合!」となる。各分科会の様子を聞く催しが行われ、あちこちにグループの輪ができた。熱心に自分の説を唱える人、分科会の様子を聞いて質問する人・・・。
そのあと、色を塗って作り上げた「足跡」が披露され、そこに参加者がそれぞれ思い思いに感想などのメッセージを書き込んだ。この「あしあと」は後日とりで駅の自由通路に飾られるようだ。この発想はとても面白いと思った。
2日間充実した内容だった。ボランティアをして高校生たちも楽しかったと言って満足していた。これを二日限りのイベントとせず、日常生活の中に生かしていくことを考えなければならないと思っている。
2004/11/20(土) 子どもの権利条約フォーラム2004いばらきin取手
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子どもの権利条約フォーラムが取手で開催されたので、ボランティアで受付をする。朝9時に集合して、まずは資料の袋詰め。かなりの量の資料である。机の上に積み上げて、一枚ずつとりながら歩く。1000組作るというのだから、紙束はなかなか減らない。紙が一枚ずつ取れなくて非能率的なのだ。途中で指サックを買いに行ったら、だいぶスピードアップした。
11時ごろやっと袋詰めが終わって一息つけるようになった。それから受付の仕事を分担する。私は前売り券持参の方の受付を担当することになった。前売り券持参の方は少なかったので、私の仕事は比較的暇だった。空き時間に表に出てみると、素晴らしい歓迎の飾りがあった。実行委員のどなたかが染色でつくられたという大きな飾りである(写真3)。
2時過ぎまでポツポツと受付の仕事があり、2時半近くなって昼食のカップラーメンをいただく。久しぶりだったのでおいしかった。
そのあと受付を閉めて「おもしろいよ全員集合!」に参加する。大人と子どもが一緒に「子どもの権利条約」について話し合うプログラムだった。司会進行は子どもの実行委員が担当した。しっかりとしてとてもよくできたと思う。その話し合いのルールが写真1に掲げる「気づきのルール」である。このルールに従って、グループに分かれて大人と子どもが交じり合って話し合う。話し合ったことをカルタにして、最後にカルタ取りをするというものだった。私達のグループは大人5人と子どもが3人、それにファシリテーターが入って話し合いをすすめる。私達のテーマは教育を受ける権利、虐待や暴力から守られる権利、性的搾取・虐待などから守られる権利の中からテーマを選択することになった。結局「教育を受ける権利」と「虐待や暴力から守られる権利」に絞る。今教育ではどんなことが問題かということを各自がだしあって、それに沿って話を進める。小六の女の子がかなりしっかりした発言をしていた。私は、彼女のことをはじめ中学生かと思っていた。いろいろ話し合って、カルタをふたつ作った。
そのあとカルタ取り。会場いっぱいに大きな取り札を並べて、各グループが作ったカルタを取り合う。大人・子ども入り混じっての勝負はなかなか見ものだった。
その後希望者による交流会があって、食べながら大いに語るという感じだったが、私は都合で参加せず、カルタ取りが終わったところで帰宅した。明日は分科会がある。
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2 受付準備 |
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3 歓迎の飾り |
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4 全員集合! |
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5 グループの子 |
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6 カルタ取り |
2004/11/18(木) 農業農村シンポジウム2004
茨城新聞で標記のシンポジウムの記事をみたので、電話をしてみると参加可能とのことだったので、土浦の県南生涯学習センターに行く。主催が農業農村シンポジウム実行委員会(茨城県・茨城県土地改良事業団体連合会〔水土里ネット茨城〕)ということで、参加者の多くは自治体職員や農協関係者、土地改良事業団体の役員という感じだった。殆どが中年以上の男性である。女性の姿はポツポツ見られる程度だった。シンポジウムのテーマは「ともに生きる都市と農村」で、講演が加倉井弘氏の「地産地消と地域農業の活性化」という題名だった。それを新聞で見たので、参加したのである。
開会挨拶のあと土地改良功労者表彰があり、そのあと講演となった。講師の加倉井氏は元NHKの「明るい農村」のディレクターで、現在は農政ジャーナリストである。「地産地消によって農業の活性化を」というものだったが、「消費者の多様なニーズに応えることが重要で、消費者は高くても品質の良い物を欲しがっている」ということに力点を置いた話であった。安全安心が重要だというのである。また、地産地消の一環として、民宿の経営によって「ふるさとを提供する」ことも提唱しておられた。山間部の農業の中に民宿を取り入れることによって、その家の主婦が生き生きとする事例を話された。こうしたことを通して消費者に農業のことを知ってもらうという消費者教育の必要性を述べられたのである。
次は八郷町農協対外対策室課長の柴山進氏の事例紹介。このお話はとても興味をそそられた。八郷町農協はずいぶん色々な工夫をしていると感心してしまった。畜産・果樹・野菜・米と、八郷の農業は各分野にわたっている。畜産農家から出る家畜の糞尿を利用した有機栽培にも早くから取り組んでいるし、農薬の空中散布も1988年には取りやめて、安全を売り物にしているのだ。「新規就農研修農場」を持って、新規営農者への援助も行っている。また1970年代から産直を始め、生協との提携によって様々な取り組みをしてきている。農協の直売所では、昨年一年間で1億7000万円を売り上げたと言う。今年度はさらにそれを十数パーセント上回っているとのことだ。柴山氏の話を聞いて、一度見学に行かなければと思った。
藤代町は東京近郊であるし、町内や近隣にもたくさんの消費者がいる。そうした人々と直接結びつくことが、藤代町農業にとって必要ではないかと常々思ってきたのだが、今日の事例報告を聞いてその思いを新たにした。
2004/11/17(水) 常磐新線視察
千葉県議会の「市民ネット・無所属市民の会」主催の「常磐新線と沿線開発実態調査バス視察の旅」に参加した。朝8時40分に柏集合で、一日がかりの見学だった。参加者の多くは千葉県在住の方たちだったが、茨城からは取手市議の結城さんが参加していた。吉川ひろし県議運転のバスで、三郷中央駅から終着のつくば駅まで、駅や周辺の区画整理などを見て回る。見て回ってまず感じたのは、これは永久に黒字にはなるまいと言うことだった。第三セクターの鉄道としては日本最大のものだし、宅鉄法という法律によって守られている鉄道ではあるが、みらい平駅の周辺などをみると、本当に荒地の真ん中に駅だけがポツンとあるような感じで、とても乗降客が集まるとは思えない状況だった。
茨城県内の駅周辺区画整理の多くは茨城県の施行である。従ってわれわれ茨城県民の税金がつぎ込まれているのだ。藤代辺りではこの新線問題は殆ど語られていないが、県の厳しい財政状況の中でこれだけの事業をすることが妥当かどうか考えなければならない。県はつくば市の上河原崎・中西地区区画整理に467億円、島名・福田地区区画整理に650億円、伊奈・谷和原丘陵部地区に781億円の事業費を見込んでいる。合わせると1898億円という巨額の投資である。これらの区画整理事業地は保留地の販売によってその事業費を捻出することになっているが、保留地が売れるとは思えないような状況だ。つくば市の萱丸地区は都市再生機構の施行だが、坪単価を33万円に設定しているとのこと。台地を掘り下げて駅前広場などを作る工事をしていたが、地下水が滲み出していた。今藤代駅前が30万円で売れない時代なのだ。駅前に店一つ無いこの場所が坪33万円で売れるとは思えない。それでもカスミストアだけは出店の意向を示してくれたと言っていた。
千葉県の南流山駅周辺は坪65万円で売り出す計画だが、地価が下落を続ける今では柏駅から徒歩圏がこの値段で買えるという。そうしたら何も無い南流山駅周辺をこの値段で買う人はいないだろう。
こうした開発人口を見込んでの鉄道経営計画である。この鉄道には茨城県も約330億円の出資をしている。また無利子貸付金は869億円もあるのだ。そのほか各自治体(つくば市・守谷市・伊奈町・谷和原村・)合わせて172億円あまりの出資である。開発予定の人口が張り付かなければ鉄道の経営計画もくるってくる。現在の計画では44年後に黒字になると言うが、30年後からは鉄道の補修が入るし、車両の耐用年数も30年ぐらいだといわれている。それを考えると、永久に黒字にならないのではないだろうか。
今日見学を終えて帰ってきたら、茨城新聞に次のようなことが書かれていた。「TX沿線開発 伊奈・谷和原マンション用地 事業者の応募なし」という見出しで、みらい平駅に隣接する集合住宅・業務施設用地の開発事業者を公募したところ応募が無かったというのだ。県の設定した最低価格は坪35万円だという。あの駅前を見てはこの価格で応募者があるとは思えない。県はショックを受けていると言うが、あの場所を見てこの価格で応募があると思うほうが現状認識があまいのではないか。
いろいろな駅舎を見学したが、さすがに新しい駅だけにバリアフリー設計になっていた。その点は素晴らしいと思う。トイレもオストメイト対応の多機能トイレがどの駅にも設置されていたし、エレベーター・エスカレーターも当然設置されていた。また、ホームには線路側に転落防止柵があって、電車が止まるとドアの部分が開くようになっている。こうした安全重視の姿勢は嬉しかった。
秋葉原つくば間を最速45分で結ぶと言うが、快速停車駅がどこになるのか、運賃はどうなるのかなどはまだ決定していないと言うことだった。守谷駅は常総線との乗換駅だし、ここに車両基地もあるので快速停車は間違いないだろうが、そのほかの駅がどうなるか、それも沿線住民の関心事だろう。
新たな鉄道が敷かれるということは、公共交通の充実と言う点では良いのだろうが、到底黒字になりそうも無いこのつくばエクスプレスは多くの問題を抱えてのスタートとなるようだ。
2004/11/07(日) 藤代町合併50周年記念式典
昭和30年2月に藤代町が誕生してから来年2月で50年になるのを記念して、本日中央公民館において記念式典が行われた。この式典は社会福祉協議会の法人化30周年と合同の記念式典である。県知事(代理)、小泉・葉梨両代議士、川口県会議員、取手市長、それに姉妹都市のカリフォルニア州ユーバ市から市長と国際交流の責任者が来賓として参列され、祝辞を述べられた。このほかにも近隣の首長と議長が来賓として見えていた。ユーバ市長は女性の方で、立派な日本語で祝辞を述べてくださったのが印象的だった。
この式典に合わせて多くの方々の表彰が行われた。自治功労、一般功労と善行、それに社会福祉協議会に対する功労で約」500名の方々が表彰を受けられた。長年地道に地域のために力を尽くしてくださった方々が認められ、表彰を受けたのはともに喜びたいことであった。
ただ、この表彰には多少の問題もあったように思う。何らかの関係で行政と関わっている人達は表彰されているが、行政と関わらず、自立して活動している方々は表彰からもれているように思われた。例えば、永年子供たちにボランティアでスポーツを指導してきた方などが抜けているように思った。スポーツ関係の表彰もあったが、それはスポーツ指導員のように公民館とかかわりのある方だった。スポーツ少年団の指導者(少年野球・サッカー、卓球、柔道など藤代には様々なスポーツの指導者がおられる)などは表彰からもれていたのではないだろうか。これらの方々が青少年の健全育成に果たした役割は大きいと思う。誰も表彰を受けようとして活動しているわけではないが、こうした方々に光を当てるのも行政の役割ではないかと思った。
2004/11/06(土) 防火作品展表彰式
第16回防火作品展の表彰式が消防署で行われた。町内各小学校から絵画と習字がたくさん出品されていた。その中から町長賞・議長賞・総務委員長賞・教育長賞などたくさんの賞が選ばれており、私は総務委員長としてその表彰を担当した。子供たちが精一杯描いたポスターや習字を見ていると、心温まるものがある。幼稚園児の工作もあり、かわいい幼児が表彰を受けていた。
こうしたことを続けることで、子どもたちの防火意識も高まるのだろう。
2004/11/01(月) 合併議決
今日は藤代と取手で臨時議会が開かれた。どちらも合併関連の議案を審議するためだ。藤代では午前中に開かれた。まず9時半から全員協議会が開かれ、取手から提案のあった合併後の議員の議席について、先日の合同会派代表者会の結果報告があった。赤羽議長の報告に対して沼尻議員は異論を述べた。私は議長や倉持議員の言うとおり、今期については藤代町議会議員の経歴を100%見るという風に理解していた。沼尻議員はそのような合意はできていないと言う。この議員の経歴をどう見るかによって議席が決まってくる。議席などどうでも良かろうとも思うが、このことが職員の身分にも絡んでくるので、簡単にはいかない面もある。今後議会の決まりなどについては両議会の代表者で話し合うように申し入れをしたことが報告された。
10時から臨時会が始まった。合併関連議案と合併準備関連の補正予算案が提案される。倉持議員と遠山議員から質疑があり、その後討論・採決となる。討論では沼尻議員から反対討論、石井議員から賛成討論があった。討論を受けて採決となる。合併の可否を問う議案は慎重を期すため記名投票で採決が行われた。結果、賛成12(阿部・若林・朝比奈・川田・小泉・澤部・滝澤・三浦・野口・石井・倉持・倉石)、反対2(遠山・沼尻)で、賛成多数で可決された。これに関連して議員の在任特例を決める議案、藤代町の財産を取手市に移管する議案、農業委員会委員の在任特例などが採決され、いずれも賛成多数で可決された。したがって、合併関連の補正予算も賛成多数で可決となる。
取手市議会は午後からだったので、傍聴に行く。はじめ共産党市議団から市長の不信任決議案が出されたので、それにかなりの時間を費やした。塚本市長は住民投票という公約を破棄し強引に合併を進めたので、市長として失格であると言うのが不信任の主な理由だった。この動議は賛成少数(賛成は共産党のみ)で否決される。
その後合併関連の議案の質疑、討論、採決と進んだのだが、これもかなりの時間がかかった。共産党の加増・野口両議員から反対討論があり、公明党の貫井議員、新政会の佐藤議員、ペガサスの結城議員から賛成討論があって採決となる。結果は賛成多数で合併関連議案は可決された。私のみたところ、反対は共産党の4議員のみのようだった。
これで両議会で合併が議決された。あとは12月の県議会を通ったら総務省に提出し、正式に合併となる。両議会の議決があったので合併は間違いなく進むことになった。これからがスタートだと思う。新しい取手市をどう創って行くか、私達議員の責任も大きい。しっかりと現実を見据え、将来を見通していかなければならないと思っている。
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