11/10(金) 「小貝川生き生きクラブ」新築工事の請負契約
「小貝川生き生きクラブ」というのは、介護予防拠点整備事業として、国からの補助金で施設をつくり、そこで様々な事業を行うというものだ。「小貝川生き生きクラブ」について、町の担当者である塚本高齢福祉課長は私に次のように説明した。
小貝川生き生きクラブとは介護予防拠点整備事業である。
(三次元プロジェクトと密接につながっている。)
現在考えている中身は
おとしよりの介護予防事業
シニア乗馬
Eボート
歩け歩け大会の開催
小貝川堤防散策会の定例化
その他の健康づくり
その他
障害者のための事業
ポニー乗馬
園芸セラピー
おとしよりとの交流
その他
子ども・青少年のための事業
いろんな人がいつでも入り込める事業
高齢社会をにらんで生きがいづくり
各種セミナーの開催
藤代を知るなど 以上 塚本高齢福祉課長
建設場所は総合運動公園のはずれ、現在ポニーの馬房がある場所の側の三角形の土地である。運動公園の駐車場からさらに奥にすすみ、多目的グランドに沿ってぐるりと半周したところにある。駐車場からは私の足で約5分ほどの場所だ。現在は周回道路の行き止まりになっている。
そこに約100坪ちかい木造平屋建ての建築物を作るという計画である。トイレ・シャワー・厨房・会議室などを備えている。将来介護されなくても済むように、健康に歳を重ねることが出来るようにするための様々な事業をそこで行うのだ。
私はじめ多くの議員が、その建物の位置が問題であるという認識を示した。もっと手前の、テニスコートの前にしてはどうかという提案をする議員が多かった。私もその意見だ。しかし、馬のそばに管理のための施設がないと馬の管理に差し支えるということで今の位置にしたという。3月にこの事業がはじめて提案されたときは、テニスコートの前に計画していたのだが、テニスをする人たちからの反対もあって、馬房の建設位置が今の場所にかわったことに伴って、介護予防拠点施設の位置も変わってきたのだ。(3月の提案以後、馬房の建設位置の変更については議会には何の説明もなかった。事実としてポニーが9頭と職員4名が来ていたのだ。3月に計画された時にはポニー6頭、職員3名の予定だったのだが、何故か数が変わっていた。)
「対象となる高齢者のうち町の南の方に住む人は、総合公園のどこに作っても行きにくい」という声があるのに、公園の一番奥、しかも駐車場からも遠いということで、なかなか賛成する声は出なかったが、後から「来年度県道から周回道路までの新しい道を整備する、もともと公園の駐車場は足りないのだから、それを補う意味からも駐車場を近くに作る」と言う説明がなされた。また、その施設を使う対象者は高齢者ばかりではないし、高齢者でも介護を必要とするような人でなく、元気な人たちだから、自転車や車で来るのだとの説明もあった。たしかにそうかもしれないが、介護予防拠点施設という本来の趣旨からいえば、介護を受けないまでも、元気な高齢者が主たる利用者になるのが当然ではないだろうか。だとすれば、自分では車の運転が出来ない人も多いだろう。施設への足はどうするのか、そのあたりの手立ても考えるべきだろう。
新たに道路が出来、駐車場が作られるなら、問題のいくつかは解決されるだろうが、町が駐車場にすると言っている場所はイチョウの会が植樹をしている場所でもあり、イチョウの会との調整は取れているのか疑問も残った。
また、その施設の管理運営についても、まだまだきちんと決まっていない面がみられた。NPOを立ち上げそこに委託する計画だそうだが、NPOとなると民間事業者であるから、そこの採算の問題もあって施設の一部有料化も視野に入れているようだ。しかし、その細部はまだ決まっていない。
高橋議員は「今のままでは子どもたちの居場所も無い。トイレも無い。暑くても休む場所もないし、汚れてもシャワーを浴びることも出来ない。(だからクラブハウスは必要だ)」という意味のことをいっていたが、細かいところまでよく検討もせずに始めてしまったところに問題の本質があるのではないか。
こう見てくると、問題の根本は、はじめるときの計画の甘さにあると思う。3月の計画の時点で、我々は「少し待って計画を練り直しては」と提案したのだが、それを認めず見切り発車してしまった。そのことが、様々なところに影響している。三次元プロジェクトの採算の問題もまだ未解決である。
現在までの参加者はのべ約7000人。登録家族は50家族なので、入会金50万円、月会費(8月〜3月までとして)約200万円。今後3月までに町が見込むようにあと20家族程度の入会があったとしても入ってくるお金は、60万円ぐらい。会員収入総額は300万円強となる。これにビジターの料金を加算してもたいした金額にはなるまい。事業をはじめる時の見込み額は、初年度の参加者約18,000人、参加者からの収入600万円となっているが、現状は当初見込みとはかけ離れている。実行委員会の負担分220万円はどうなっているのかわからない。とにかく採算がとれるとは思えないのだ。
以上のような理由から、私は積極的には賛成できず、採決の際起立しなかった。ただ、施設建築の入札は一般競争入札で問題なく行われたようだし、請負契約そのものには反対ではなかったのだが、そこで行われる事業のことまで考えると賛成はできなかった。
採決の結果は、私と共産党の議員二人が反対で、それ以外の人は賛成したため、議案は可決された。しかし、新政会の石井議員は「中心部への場所の変更などできる限り努力してみてほしい」と賛成討論の中で注文をつけていた。